夢の実現 第47回全国スポーツ少年大会群馬大会を振り返って

総務式典部会長 小 出 利 一

 昭和51年の夏、群馬県にリーダー会が産声を上げました。その翌年、群馬県で初めて関東ブロック交流大会を赤城で開催し、当時のリーダー達は、いつか群馬県で全国大会を開催したいと夢を語っていました。その夢だった全国大会開催が2年半前に群馬県に決定した時から多くのみなさんに協力をいただき大会を成功裡に終わることができたことに対して、全国大会に携わった全ての人達に感謝いたします。

 総務式典部会の大きな仕事は、開会式を円滑に行い大会最初のプログラムを盛り上げること。閉会式は、次期開催県の島根県へ気持ちよく大会を引き継ぎことでした。また、広報も担当したことからマスコミなどの協力によって大会の模様を多くの人達に知ってもらうことも大きな役割となりました。

 開会式は、高崎市スポーツ少年団指導者協議会のみなさんの協力で高崎駅での誘導とバスの発車も順調にでき、ぐんまアリーナの受付は前橋市スポーツ少年団指導者協議会のみなさんの協力で順調に進んだおかげさまで、時間に遅れることなく円滑に開始できました。閉会式は、スポーツ少年団の歌の音源がない小さなトラブルがありましたが、素晴らしい全国大会の思い出のフォトムービーで参加者の熱気ある盛り上がりにも助けられた閉会式ができました。

 マスコミ対応は、武者運営委員がすべてを対応してくれたおかげで順調に取材をしていただけました。大澤・新井両副委員長をはじめ、たくさんの総務式典部会員のご支援で無事に大会の総務式典部会長を努めさせて頂けたことに感謝いたします。

 キャンプファイヤー終了後の参加団員とリーダー達の感動の涙に心が洗われて爽やかになり、お別れの時の引率指導者と団員の別れを惜しんで流してくれた涙は、私達に大会の成功を教えてくれるシグナルになりました。

 今大会の実行委員会のみなさんと前橋市・高崎市指導者協議会のみなさんが示した「目的は、ただ一つ、大会の成功あるのみ」という高い意識レベルのもと、誰も惜しまないで働き続け、損得勘定なしの行動は見事としか言いようのない素晴らしい団結力とチームワークでした。本当にありがとうございました。

 来年度も関東ブロック大会が行われますので、引き続きご協力をお願いいたします。

 総務式典部会長の立場ではなく、スポーツ少年団によって育てていただいた者としては、今回の全国大会の運営委員の多くが日独同時交流の派遣団員でリーダー長だった者・シニアリーダースクール修了者として指導者になったものだったことは感慨深い大会になりました。これは、日本スポーツ少年団が策定したスポーツ少年団の将来像にまさしく合致しているものだと思います。団員からリーダーへ育ち、その過程で体験したドイツ交流等の経験を地域の活動へ活かして活躍するサイクルを創る。改めて、全国スポーツ少年大会開催の意義を確認できた大会になりました。

 どうか、全国各都道府県のスポーツ少年団においてもリーダー養成事業を支援してください。

スポーツ少年団が素晴らしい青少年団体として今後50年継続できる方法の一つは、リーダー養成にあり、将来のスポーツ少年団をより発展させる人材育成を各単位団が行うことであることをスポーツ少年団を愛する者として高らかに宣言させていただきます。 


開会式の模様

誓いの言葉を述べる坂本孝太郎君と水谷七海さん(新町SVCスポーツ少年団員 中2)

シップス活動準備体操

シップス活動の玉入れ

大会の企画運営を中心的に行った活動リーダー部会
新町から30名以上が参加

勾玉づくり

ポイントラリー

全体集合写真
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