沖縄地域間交流派遣事業 団員活動報告ノート⑦

亀井 郁実

一番印象に残ったことは、紅型染め体験でした。私は小学校のときに、絵の具を使ってもようや絵を書きランチョンマットを作りました。私は少しやり方が一緒かなと思ったけど、ぜんぜんちがいました。紅型染めはいろんな絵があり、なににしようか選ぶのが大変でした。私は首里城の絵に決めました。私は2日目に首里城に行って、自分が知らなかったことも神谷さんがくわしく教えてくれたので、自分の心の中で絶対に首里城で何がおこったのかわすれたくないから首里城の絵を選びました。ぬり方のこつもあって、回しながらぬるといいよって言われたのでそうにぬってみると、むらがなくぬれました。自分の中では今までの工作の中で一番うまくできたと思います。紅型染めを私の一番の宝物にしたいです。はやく沖縄から送られるといいです。いつ送られるのか毎日ドキドキします。家に届いたら、一番最初に家族や学校の友達にじまんをしたいです。
 お昼に神谷さんがいないと入れない米軍基地の中にある「シーメンズクラブ』に行きました。アメリカのハンバーガーが自分の目の前に出てきて、ハンバーガーが大きくてマックの3個分あるみたいでした。大きくて量がたくさんありました。食べてみると、玉ねぎがからかったけど、おいしくて全部食べられました。私はマックよりアメリカのハンバーガーのほうがおいしかったです。いまでもアメリカの大きなハンバーガーを思い出します。私たちの近くにすわっていた外国人の人は大きいハンバーガーと、さらにちがう物を食べてたので私はビックリしました。日本人のしょくよくとぜんぜんちがい、どのくらい食べられるのか気になりました。私はアメリカのハンバーガーが食べられるのも米軍基地に入れたことも、神谷さんのおかげだと思います。神谷さんに「ほんとうにありがとうございました。」という気持ちでお別れしました。
 この4日間とても楽しくて、沖縄の子とも友達になれてとても最高の4日間でした。今でも糸満の子となぎじんの子たちとメールのやりとりをしています。今度は糸満の子たちやなぎじんの人たちが群馬に遊びに来てくれるそうです。はやくその日が来てほしいです。

<保護者より>

 いよいよ出発の朝、郁実は苦手な作文が気がかりで、私は引率という大仕事に少し不安と大好きな沖縄へ行ける喜びと少々複雑な気持ちを表す様な、ドシャ降りの雨での出発となりました。子ども達のテンションは高く、これからの楽しさを押さえきれないように楽しそうな様子でした。普段なら親がつきっきりで行うであろう搭乗手続きもドキドキした様子ながら立派にこなし、飛行機内でもヘッドフォンを装着し堂々としている姿は何だかとても大人びて見えました。
 沖縄に到着してからは沖縄特有の食べ物や風景、地名など実際に見て感じて意識し、学ぶ事が目的であり4日間それぞれの個性的に感じ、成長しているように見えました。
 この学年は本当に仲が良く、お互いを尊重しあい、助け合うことが自然と身についていて
とても羨ましく思いました。しかし他の団体との交流の場では、自分たちの輪からなかなか出る事ができず、別れ際になって別れを惜しむといった場面があり今後の課題であると感じました。
 私個人的には観光では味わえない内容の濃い体験をさせて頂き、心も体も癒させていただきました。なんと言っても、人の温かさに魅力を感じました。
 早朝の散歩から深夜の作文まで指導してくれる小出さん,須賀さん,梨乃ちゃん、本当にお世話になりました。この研修は子ども達にとって必須です。大変だと思いますが、子ども達のために継続してほしいと思います。そして現地で信じられないような手配をしてくれる神谷さん。本当に神様です。
 台風が接近しているにも関わらず、全ての日程が行えた事、子ども達の目まぐるしい成長に立ち会えた事、素敵な人達とたくさん出会えたことに感謝いたします。
ありがとうございました。

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