2011年ドイツ派遣団員感想文⑦

水谷七海(高校1年)

7/31
ドイツの空港についても、周りには日本人ばかり。なんだか実感が湧かなかった。
ニュルンベルクに着くと電車の窓からドイツのみんなが見えた。一番前にAlinaがいてすぐにわかることができた。まず、少し安心した。会うともう言葉とかそういう状況ではなくて、お父さんとお母さんの大きな手と握手して「ドイツに来た。この家にお世話になるんだ。」と楽しみとともにまだ不安もたくさんあった。その時ドリスと再会した。ハグしたらすごく安心して思わず涙が出そうになった。不安もあったけど、知ってる人がいるってとても心強いことだと思った。車で連れられてWelcome party の場所まで行った。車の窓から見える景色はもう日本ではなくて建物一つ一つがオシャレだった。
ごはんは…おいしかった。:)こんなにおいしいものがこれから毎日食べられるのかと思うととても楽しみになった。
家について私がこれから泊まる部屋など案内してもらった。家はとても大きかった。
お土産を渡すとすごく喜んでくれてうれしかった。Alinaに浴衣を渡すとすぐに着てくれて…着付けをすると喜んでくれた。
8/1
朝食からオシャレだった。
電車で集合場所まで行くと、そこは古い街並みだった。日本で町の中心地っていうとビルが並んでいて、新しくて…というイメージだけど、ニュルンベルクは古い街並みできれいだった。
市役所ではニュルンベルクのバックがもらえたことが嬉しかった。
ニュルンベルクシティラリーでは、まず、昼食。Alinaとピザを半分にして食べた。だいたい7€でピザが買えてびっくりだった。とてもおいしかった。それからはついて行くしかできなかったけれど、使った機械がすごいことは分かった。自分の足で周りを見ながら回ることができて楽しかった。終わってもどり、目の前のおみやげ屋さんでおみやげを買った。みんなでアイスを食べて、家に帰った。帰ってからは時間があったのでAlinaとたくさん話せた。学校のことや好きな事…いろいろと知ることができた。Alinaとの距離が縮まった気がして嬉しかった。
晩御飯はタンブリンと牛肉で野菜を包んだやつと紫キャベツを煮たのが出た。みんな食べるのがうまくて、食べ終わったときにお皿に汁が全く残っていなかった。
私が食べるとソースが残ってしまう。一皿の中で食べるのって難しい…と思った。
8/2
朝食の後、車で集合場所まで送ってもらった。ニュルンベルクの青少年と一緒にドイツ料理です。まずは、スーパーまで買い出しへ行くとそこではきゅうりなど…何から何まで大きくて、メモを見てAlinaに連れられて行くと「えっこれ!?」という感じだった。料理は…はい。家できちんとやろうと思いました。ドイツのみんなは出来ない人がいない!!今まで家の料理は妹に任せていたので最近馬鹿にされるのですが、気にしていませんでした。しかし、今回は自分が料理ができないことを恥ずかしく思いました。
みんなで作ったご飯はおいしかったです!!!
路面電車でスポーツクラブへ移動し着替えると、部屋にたくさんのトロフィーとメダルがあったAlinaはやる気満々でmyラケットを出し始めた。これは、やばいと思いました…笑
はじめにみんなでやったゲームでドイツのみんなに圧倒されて…思いっきりやっているドイツのみんなは楽しそうだった。
スポーツクラブのサッカー場にあるバーベキュー会場へ移動すると、芝生の上を歩いているとAlinaが「靴嫌い」とかいって脱ぎ始めて、裸足で歩いていた。自然だな…と思った。バーベキューを待っている間、自然にサッカーが始まる、体を動かそうとするドイツのみんなを見ていて、普段の自分にはこういうことはないな…っと思った。
8/3
朝、奇跡的に目が覚めた。バスでベルリンに向かう間はAlinaとボードゲームをたくさんした。学校に持っていくかばんの中にたくさんのゲームが入っているAlinaはとても強かった。そういうところから柔らかい頭が生まれるのだと思った。歴史の授業の中で出てくるアウトバーンだけど、通ってみるとただ真っ直ぐな広い道でアウトバーンという実感がない。もっと、特別なものかと思ったら普通すぎてびっくりした。途中寄ったパーキングエリアは、とてもオシャレだった。日本のパーキングはいかにも止まって必要なもの買って行ってくださーい…というか余裕がないと思った。国会議員さんとのランチミーティングがなくなったのは、せっかくスピーチを考えていただけに少し残念だった。国会は外から見るととても歴史的で、国会議事堂の前で遊べるというオープンな雰囲気にびっくりだった。国会議員会館の中で昼食のときにお米が出てきて、日本のお米が恋しくになった。やっぱり、日本のごはんはおいしい。。
国会議事堂の説明をしてくださった方は問題に正解するとアメをプレゼントしてくれたり、面白い人だった。後からすごい人だとわかってびっくり!!そんな人と一緒に写真撮れたなんて…。
ベルリンのホテルの部屋はAlinaとシャニーヌと3人だった。日本人が1人でびっくりしたけど、だからこそ英語を使って話そうとできたし、よかったと思った。
8/4
朝食後出発。市内見学はすごく詳しくて、初めは気合い入れてメモとか取ってたけど途中から寝てしまった。せっかくの機会を寝てしまったことに反省。
午後に行った世界遺産の博物館の中の一つの博物館を見学した。古代遺跡だと理解したけれど、正直よくわからなかった。かほといっちゃんと日本人だけで回ってしまったし、だからといってドイツの人と回っても難しくてわかんないと思った。ある程度勉強してからでないとわかんないと思った。
その後のフリータイムは、ソニーセンターで夕食。その後、チョコレート博物館やおみやげ屋にいった。同じ世代なのに、レギーナのリーダーシップがすごいと思った。
その日の夜は、みんなで話をしたけど疲れていてそんなには起きていられなかった。
8/5
ベルリンの壁の博物館ではすごく丁寧で詳しい説明をしてくれた。ただ残念なことは、質問が浮かばなかったこと。質問ありますかって言われるとドイツ側からは出るのに初めて行った日本側から出ないというのが残念だったと思う。
帰りのバスでは途中、お父さんはベルリンで開催されるニュルンベルクのサッカーの試合へ。帰りのバスの中でベルリーナ(?というドーナツはとーーーっても甘かった。ベルリンから帰るとお母さんが迎えてくれてうれしかった。
8/6
午前中のロッククライミングは思ったよりできたけど、本気でガニ股を直そうと思いました。ゲームは楽しかった。そのあとフリータイムがあって、その時もやっぱりレギーナのリーダーシップを発揮してゲームを提案してみんな楽しむことができた。このリーダーシップは、すごいと思うし見習うべき姿勢だと思った。
その後は、マークの家に行ってサッカー観戦!!初めての分ですリーグの試合。お父さんがめっちゃイケメンだった。みんなで食べて、鶴おって、肝心の試合は審判にボールが当たったところが一番盛り上がった…笑
ニュルンベルクが勝ったのに…。楽しみにしていたオープンエアーコンサートは、家が遠かったので少しだけ見た。あとでギネスに載ったこととか聞いてまた絶対来たいと思った。
8/7
今日はホストファミリーデー。お昼頃にお父さんがベルリンから帰ってくることになっていたのでそれまで家でお話をしていた。お昼はレストランへ食べに行った。おいしかった。レストランでAlinaと一緒にナプキンで鶴を作った。お父さんがお店の人に「いつかお店のナプキンがこうやって出てくることを願うよ」って冗談で言っていた。こうして、日本の文化がたくさんの人に見てもらえるって嬉しいことだと思った。その後はお祭りに行った。そこでは職人さんみたいな人が昔の格好をして物を売っていた。玉乗りや綱渡りなど体験できる場所もあって小さい子と一緒になって遊んだ。また、そこであるお店の人に原発のことについて聞かれて、出来る限り答えて、いろいろ話をした。お店の人が突然私にネックレスをプレゼントしてくれた。それは願い事を想い浮かべると叶うというもので「これはあなたのためだけじゃなくて、あなたの国のためにだよ」と言ってくれた。すごくうれしかった。初めて会った人に心配してもらって、温かさを感じた。また、私たちを知らない人でさえこんなに心配してくださって、私たちを知っているドリスたちの心配はどれ程のものであったのかと考えると感謝しなければならないと思った。
お祭りでは亥君家にあった。その後は、いくつかのビアガーデンをまわった。
8/8
午前中のプログラムで地下鉄に関するものが中心だったけれど思ったよりおもしろかった。自分たちだけの特別列車が走って、小出さんが運転して、こんなに特別扱いもびっくり。それと路面電車の車庫のあった博物館の特に模型が細かいところまで作ってあって面白かった。
また、古い路面電車を貸し切って乗れたこともとても楽しかった古い車両で全てが木でびっくりした。浄水場は広かった!!
その後、スーパーに連れて行ってもらってお菓子を大量に買った。ハリボの安さにびっくりした。
その日はAkinaのおばあちゃんとおばさんが来る予定でみんなごはんを作った。
二人とも(特におばさん)とても楽しい人だった。
8/9
自分達で作ったパンはおいしかった。プールはしょっぱくて、ビックリ。それに、ドイツ人の足の細さにも驚いた。
その後Alinaとお土産を買いに行った。まず二日目に言った場所にニュルンベルクバックを買いに行って、ショッピングセンターに買物に行った。パパにお土産に頼まれていたハムとチーズを買いに行ったのだけど、普段買い物をよくしないから何gずつ買えばいいのかわからなくて全部200gずつとか言ったら店員さんが苦笑いだった。
8/10
朝の評論会では、全然意見が言えなかった。もっと英語が話せるようになりたいと思った。
そのなかで、みんなでやっていてドイツ人はやっぱ遠慮がなくてはっきりしていてかっこいいなあと思った。聖母教会では特別にバルコニーへ登れて、speechの場所に行けたり貴重な体験ができたからすごく良かったと思う。
家に帰って、ママに頼まれていたタンブリンの作り方を教わった。
さよならパーティは楽しかった。スピーチもちゃんと出来たしよかったと思う。
でもみんなでポロシャツに寄せ書きし始めたくらいから「ああ…帰るんだな」と思って悲しくなった。
8/11
…寝坊した。帰りたくない。
駅に着いてからは時間が経つのが早かった。あっという間に駅のホームへ。初めてこの駅に着いた時の不安ではなく、そばにみんなのいる安心感があった。
別れの時さみしくて泣いたけれど、なぜか「また会えるし」という自信があった。
というのも、今はFacebookとかmailもあるしいつでも連絡が取れるし、お父さんはまたドイツに来るときは言ってねって言ってくれるし…。

今はalinaやみんなとfacebookで連絡取っています。もっともっと勉強してみんなといろいろな事を話せるようになりたいです。また、私の将来の夢のためにはドイツ語も必要で、いつか今度は通訳として指導者として来られるようになりたいです。
また、今回改めて感じた私の普段の暮らしで足りないこと。料理、体を動かすこと、言語。私はドイツに行って普段は出来ない貴重な体験ができたのだから、自分でこれからの生活を変えていきたいと思いました。また、今回出会った人々とのつながりをこれから大切にしていきたいと思いました。
このプログラムに携わったすべての人達に感謝しています。ありがとうございました。

カテゴリー: ドイツ活動報告   パーマリンク