沖縄地域間交流派遣事業 団員活動報告ノート③

高田 秀太

ぼくは4日目、沖縄の研修に行っていろいろなことを知りました。特に沖縄の戦争が心に残っています。
 沖縄は日本でただ一つの地上戦がおこなわれたところで、戦いを好まない沖縄県民が戦わなくてはいけなくなってしまったのです。ぼくはとてもかわいそうに思いました。沖縄の人たちが自殺をしたがけを見ました。とても高くてこわかったです。こんながけから飛び降りるくらいだから沖縄の人たちは敵の軍においこまれて自殺をしてしまったのだと思います。
 平和祈念資料館では沖縄の戦争の資料がいっぱいありました。その中で写真がとても印象に残りました。死んでしまった人の写真がありました。うたれて殺されてしまった人の写真や火炎放射器やかれて骨までみえて殺された人などいろいろな写真があって、沖縄はこんなことをしていて悲しいと思いました。
 次に実際に体験した人の話を見ました。そこでは死んでしまった人を見てもいちいち止まれないということがかいてあったのでとてもかわいそうに思いました。ぼくは戦争があったことを忘れず、戦争のことを伝えていくことが大切だと思いました。
 沖縄研修はとても勉強になりました。戦争のこと以外にも沖縄県と石川県の人たちとの交流や、海で遊んだことなどいろいろなことがありました。楽しかったです。
また沖縄に行きたいです。

<保護者より>

 子供達に4日間、貴重な体験をさせて頂きありがとうございました。
 沖縄はリゾート地としての部分が大きい中で、沖縄の歴史,悲惨な戦争の爪痕,米軍基地等、実際には足を運ばなければ感じられない姿を子供なりに感じてきたように思います。
 百聞は一見にしかずと言いますが、平和記念資料館では写真や戦争資料等に、かなり衝撃を受けたようです。学校の教科書では学びとれない生の歴史を学べたのではないかと思います。日頃、安易にゲーム感覚で死ぬと言う言葉を使う子供達に、一石ならぬ大きな石を投じられたと思います。
 又、糸満や石川の人達の温かい心遣いを聞き、感謝の気持ちで一杯です。
 今年の2月にホームステイした金城くんとも再会できて、目には見えない人とのつながりを感じ、沖縄にも親せきができたような気分になりました。
 沖縄の美しい海を守るべく、私達大人が平和のありがたさを伝え続ける事の大切さを感じています。

カテゴリー: 2011年, 沖縄活動報告   パーマリンク